ジュエリーと経済 其の4
難しい経済状況になって来ました。
2023年7月4日 アメリカ独立記念日
貴金属価格
金先物 1オンス1930.80ドル(1オンス=28.3495g)
東京金先物 1g 8,928円(1オンス253,104円)
上記先物価格には、証券会社に支払う手数料が必要です。(1g100~150円)
現物を購入したい場合、関税と加工費用、輸送費用がプラスされます。
最低ロット数は、1Kg 以上購入が条件です。結果的に田中貴金属価格になります。
輸入が主になり、ドル円相場に影響を受けます。
現在のドル円 140~145円を推移しています。
日本では、田中貴金属工業の小売販売価格が基本
金店頭小売価格 9,865円
プラチナ店頭小売価格 4,771円
銀は取引企業のみ 119.79円
貴金属価格の変動
円安の影響もあり金価格相場は、高値を更新しています。
何らかの影響で急に円高に振れたり更に円安へ向かえば、10%~30%の価格変動があり得ます。
ジュエリー製品製造業は、貴金属価格の変動により利益率が大幅に変わります。
高価な貴金属ジュエリーは、真鍮・錫合金アクセサリーへ移行し更にサブスク的なジェルネールに移行されました。
不安定な価格なので特に売れ行きが落ち込んでいる状況です。
インバウンドの効果もなく、メインの中国需要も減っています。
いろんな要因も知らない・分からない方々が製造していることも現状です。
金製品が大好きな国は、中国・インドです。しかしながら中国の現在の経済事情はとても厳しい状況になっています。
不動産問題や、失業率が高止まりして若者達の働く場所も減っています。高くなった労働賃金高騰の影響で労働需要が減り、
企業や工場がインド・ベトナム・アフリカへ流れていることが要因と思われます。
中国は、デフレ政策で労働賃金を年内に下げて行くのではないかと思います。
来年2024年には、復活して行くことでしょう。
(指導者の目論見で政策が行えるからです)
半面日本企業は、厳しいですね。絵に描いた餅のような政策しかなく税収が増えても更に増税案しか表に出てこない。
高齢化社会を踏まえてと思いますが、貿易収支も赤字が続いています。円高でも勝てる輸出産業に力を入れなければ、
ますます厳しい現実になると感じています。
コロナ明けで経済復活になるのか?
コロナ渦で、支援金や助成金で経済を支えた影響で、明けるとその後始末が待ち構えている。
落ち込んだ需要はそう簡単に元に戻らない。
支援金・助成金はなくなり、先延ばしさせた支払いがそろそろ期日間際となり、出口がボトムネック状態。
現状は、中小企業にとって想定以上に厳しい現状になると思います。
置いて行かれない為に
時代は、変化し続けています。右に倣え・行儀よく真面目が善とした教育を受けてきた為、
変化に対応できないことが要因ではないでしょうか。
俗に言われる老害思考・・・硬派的に頑張ることが善なので、頑張らない人は許せない心的要素を持っている。
世の中には、いろんな人達が居ていろんな考え方がある。
肌が合わない・馬が合わなければ、上手くかわしてやり過ごすことが良いのではないかと思います。
古い自己啓発本を読んでいることも要因かも知れません。
いろんな意見の真意を理解して、次に繋げると道が開けてくる気もします。
AI関連が注目されていますが、AI関連は、入りやすく対応も容易で、増殖して
時間とともに企業も増え続け価格競争になって行くのが関の山だと想像しています。
しかし、知識は知っておくべきと思いますし、使用することも必要です。
人との繋がり
海外の企業・他業種企業など繋がりを持つことで新しい進展が生まれると思います。
アフリカの企業とか危険な地域もありますが、それは、それとして現在の状況を自分自身の目で見てしっかり把握して、
自分の考え方で進めてみる。
失敗もあると思いますが、それは、勉強不足と言う事で学べば良いのです。
知ると言う事は面白いことなのです。
円高でも勝てる輸出産業
繊細な日本人に合う商品は何か?そのような商品であれば海外でも勝てる商品になるのではないかと思っています。
それを探すことは、難しいものですね。