真鍮とシルバーでミニカーを鋳造で作りました
趣味・マニアとして、こんな感じです。
あくまでも趣味なので、販売は致しておりません。
私個人的なコレクションです。
最後までお付き合いのほど
よろしくお願い致します。
原型を作りゴム型を作ります
この前工程である原型制作も時間がかかります。
CADと手作業で元となるマスター原型を作ります。
見た感じ地味なので・・・見て分かりやすい画像だけ
端折って鋳造工程から画像付けています。
ゴム型に溶かしたワックスを流し込み
ワックスパターンを作ります。
ワックス検品 湯道付け
鋳造製品は、金属に出る欠陥巣(ガスの噴き出し痕)
その現象を如何に抑えることが出来るか?
それが大切です。
湯道・バイパスの位置により巣の発生が抑えられます。
湯道・バイパスの位置は
ここに技あり。
仕上げ工程まで検討して付けています。
鋳造上がり後、自分がニッパーで切って仕上げるのだから
この作業は時間を惜しみません。
検品が終われば、埋没材を流し込むための鋳型作り
ツリー制作。
ツリー立て終わり
空間のバランス、見て美しいと感じればOKです。
鋳造工程も端折ります。
ワックスツリーを金属の鋳型セットして埋没材を流し込み
電気炉で焼き上げ、溶けたワックスの空間に
金属を流し込む工程です。
地味な作業です。
鋳型の埋没材から割り出して鋳造品を取り出します。
ワックスと同じ形の金属が出てきました。
鋳造品をニッパーを使って切り離し
余分な、湯道の切り口を削り仕上げ工程へ進めます。
ヤスリを使い、ざっくりと形を作ります。
余分な切り口が綺麗になれば、仕上げ工程です。
一度、磨きを入れます。
綺麗な仕上げだけでは、味気ない
いぶしを付けてみます。
こちらは真鍮製品なので、真鍮専用のいぶし液
真鍮は、亜鉛が多く配合されている為
ハロゲン族の薬品です。
こちらは銀合金なので、やはり硫黄(S)成分のいぶし液を使用しました。
匂いが独特なので、換気の良い場所で行います。
酸素族の硫黄(S)の他、セレン(Se)・テルル(Te)も同じ効果がありますが
結合が弱い為、超音波洗浄で剥がれやすいです。
最終段階でちょっと浸けて、軽くバフして洗浄しない方法により
主に使用されています。
廃車置き場のような車になりました。
再度、磨き直します。
ここから仕上げのセンスが必要になります。
技術ではなく、見た感じ。
私自身、仕上げは下手なので
見た感じ重視です。
シルバー再研磨、凹凸があり
まばらに黒さが残ってしまいます。
真鍮のいぶしは、厚みがありポロっと剥がれる部分もあります。
ブラシ・フェルト・布バフと研磨剤を変えながら
超音波洗浄もその都度、入れながら仕上げます。
後ろ側から
ネジ留めは、まだしていませんが、仕上げの状況を確認して
ネジ留めして、最終バフになります。
まだ未完成ですが、見た感じはあまり変化ないと思います。
最後まで見て下さり、ありがとうございました。
次回も、変わったチャレンジをやってみます。