強度テストと元素測定

強度テストと元素測定

素材を取り扱う上で理解しなければならない内容は、素材特性です。
単体金属の特性は、状態図などネット上である程度理解できます。

新規で合金を作る場合、依頼された特定の配合は、データには無いもので自ら調査して理解する必要があります。
弊社は鋳造会社に当たる為、鋳造条件を決定する為には、強度テストを行い製品作成しています。

主に強度試験、強度試験も使用用途に応じて様々な方法があります。
微小硬度試験(マイクロビッカース硬度)、万能試験機による圧縮・引張試験・曲げ強度試験、耐久試験では、
耐摩耗・耐変色・塩水噴霧・色差試験・成分分析仕上げ確認試験、その他。

鋳造会社で行う試験は、微小硬度試験と成分分析試験です。

微小硬度試験

上記装置で、ダイアモンドの四角形の圧痕を付け、対角線の長さを図り硬度表で数値を出す、
メジャーな測定方法になります。

貴金属製品は、凡そ90Hv以上欲しいところです。
近頃は、貴金属価格高騰の影響で硬い合金が好まれます。

使用グラムを少なくする目的が主。硬くする方法は、いろいろありますが、
硬ければ良いものではなく、配合バランスが大切です。金属は硬くなればなるほど、
脆く衝撃に弱くなります。

衝撃に耐える合金配合することにより、耐変形・耐摩耗・耐蝕性に優れた合金になり、
一生使用できる宝飾品を提供することに繋がります。

成分分析

成分分析
成分分析

成分分析方法も、使用用途によりいろんな方法があります。
大きく分けて、定性分析と定量分析に分かれます。
定性分析=どのような成分が配合されているか?調べる方法。
定量分析=どれくらいの分量が配合されているか?調べる方法。

詳しくは別記事記載

配合した元素が、それ近くに配合されているか確認するのが目的です。
鋳造欠陥が発生した場合、不純物があるのか?判断材料に使用します。

特性調査に、測定表を確認してグラフを見て予測します。
経験値が必要になりますが、目に見えない現象の特定を予測します。
予測し特定して測定すると工程が早く済みます。人工的なアルゴリズムです。

今のところ、元素周期表でアルミニウムより軽い元素の特定が難しいです。

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