ブライダル・プレゼントジュエリー素材には貴金属を

アレルギーの先に

川越市時の鐘
ブライダル・プレゼントジュエリー素材には貴金属を

たくさんの皆様に読んで頂きありがとうございます。
想像以上に、見て頂けたので、もう少し加筆していきます。
定期的に、お待ち申し上げます。

コラムタイトル ’時は鐘なり’
金属アレルギーなので、ペアーで付けることが出来ない男女。
想像していたより多いものだと思います。

ネット上では、別な素材提案が多いもので、チタン・ジルコニウム・ステンレス
素材などが代表的に見かけます。
価値観の違いは、あるとしても、何か違う
違和感を感じます。

そもそも、貴金属は資産価値があるから、送りたいものです。
資産価値とは、お金に換えることが可能なもので、換金性があることが前提。

有機EL・触媒・点火プラグに代表されるイリジウム金属は、
1g=5,500円もします。(2019年5月27日現在)
特殊な金属になる為、加工賃も高く男女1ペアー60万円として
4.50g+3.80g=8.30g 8.30g×5,500=45,650円
しかし、換金性がありません。もしもの時に売ることが出来ない金属。
貴金属買い取りへ行っても、0円です。
これから先も流通形態が異なる為、0円でしょう。
白金族のイリジウムは、白金族の特性である触媒作用があります。
特殊な有機物に変換させる作用があり、これから先
新しい発見や研究成果が見込まれます。

アレルギー発症は少ないとされる金属ですが、
使用事例が少なく、この先は、分かりません。
特殊な触媒作用があるのですから・・・
発症例が増えても、不思議ではない金属です。

その昔、30年前頃~
パラジウム(Pd)もアレルギー発症は少ないとされていました。

プラチナリングなら
ペアーで平均15万円として男女4.50g+3.80g=8.30g
8.30g×3,000円=24,900円流通可能な金属として価値が残ります。
差額は、仕上げ工賃と店舗の経費・利益になります。
100円の缶コーヒーでも、原価は10円以下です。

世界的にみても、金・銀・プラチナは、
資産として家族・恋人の為にプレゼントすることが目的です。
貴金属の歴史から見て、永遠に続くことでしょう。

愛の証=お金・流通可能な資産
違う!と言われそうですが、
自分がいなくなっても大丈夫、暮らし続けて欲しい!の代用。
有名な歌手の方が、婚約指輪は、給料の3か月分だと定着させました。

金・銀・プラチナは、それが可能です。
2019年5月27日相場
純金=4,600
純銀=60
純プラチナ=3,300

大物投資家は、紙くずにならない金の投資を続けており、
これから先、相場下落の可能性低いと思われます。
欲望の世界経済も紙から物に移り始めている。
しばらく、金の投資は続きます。

時の鐘其の2
金属アレルギーだからチタンリングにする?
上記内容から、本来の目的とズレてる。
軽くて丈夫ですが、重みが無い分 安っぽい。
月日が経過すると、金・プラチナリングにしておけば良かった
後になり、思うものです。

アレルギーもいろいろあるので、何がホントの原因なのか?
調べて、ご自分自身で最終的な判断してはいかがでしょうか。

ホントに自分は金属アレルギーなのか?
データベースは、保険適用など利害関係などあるので、
正しくないです。

パッチテストも、曖昧で化合物には対応してない。
花粉症やハウスダストの影響で、
たまたま身に着けていたジュエリー製品部分が痒くなり、
金属アレルギーと思い込んでいる。
洗剤がリングと指の隙間に残り痒くなる。

ジュエリーを修理していて、製品の裏側に~
洗剤の固形物と垢なのか油汚れなのか?
たっぷりと付着した製品と対面することがあります。
金属アレルギーらしいと・・・etc…?
えっ?

現実を知る為に、専門医に任せて検査した後、
自分自身で判断してみては如何でしょうか?

判断因子を大きく分けて4つのパターン

①ニッケル成分を含む食品の食べ過ぎ
チョコレート・大豆製品・玄米・コーヒー・アーモンド・ナッツ類
種や根 などから加工された食物は、ニッケルが含まれています。

大好きなチョコレートを一袋食べると・・・吹き出物が出たりします。
時には、吐き気・呼吸困難、過剰摂取による副作用です。

私自身も子供の頃、ギブ・ミー・チョコレートで~
2ケース一気食いして、嘔吐・頭痛で意識がなくなったことがあります。

*疲れている時など一時的に発症しやすくなります。

②口腔内に保険適用のインレー・クラウン・アマルガムがある
歯科治療の経験があり、詰め物をした。
金銀パラジウム合金が使用されています。

追記:アマルガムは水銀の合金。(銀・スズ・銅・亜鉛、水銀)
液体の水銀に、銀・スズ・銅・亜鉛の粉末を少量ずつ
混ぜて、液体水銀を固体化させた合金です。
辺縁の充填力が良く、虫歯治療箇所の適合性が最適である為
現在も保険適用金属として使用されている。

水銀を使用している為、鍋料理・ホットコーヒー・熱いお茶
などは、注意が必要。
(私の口の中にも、40年間存在しています)

*保険適用の金・銀・パラジウム合金
金12%銀52%パラジウム20%銅15%その他1%未満
上記内容で配合された合金。パラジウムが要因の場合が多い。

③さまざまなアレルギー体質
Ⅰ型 Ⅱ型 Ⅲ型 Ⅳ型 と大きく分類されている。
花粉症やハウスダスト・ダニ類
金属アレルギーと混合されている場合がある。
専門医に相談されてみては如何でしょうか?
とは言え、なかなか、行動できないものです。

④身に着けているジュエリー製品に、
ニッケルメッキ・パラジウムメッキがされている
K18ホワイトゴールド・K10ホワイトゴールド・Pt900・Pt950製品
などは、ロジウムメッキをかけている製品が多く、
その中でも輸入された製品は、ニッケルメッキされた製品が多いものです。

*アレルギー発症した製品を成分分析すると、ニッケルが検出されることが多い。
私の個人的な経験ですが、ほとんど、ニッケルメッキが要因だと思います。
金メッキでも、下地にニッケルメッキが付いていることが多いです。

*しかし、ニッケルは、人の体内、特に骨に10㎜g存在しているのです。
(それが、上手く説明できないのです)

ミネラル成分
別なトピックスで記載していますが、突っ込んで書くと
大丈夫じゃないでしょうか?

ミネラル成分(mineral)元素=人体構成に必要とされる元素
Zn K Ca Cr Se Fe Cu Na Mg Mn Mo Co
亜鉛・カリウム・カルシウム・クロム・セレン・鉄・銅
・ナトリウム・マグネシウム・マンガン・モリブデン・コバルト

この元素でアレルギー発症は、少ないはず?
大量に摂取すれば別ですが、微量なら大丈夫では?と思います。
体を作っている元素ですから。
人体構成は、基本的に化合物になっているので、
言い切れませんけど。

健康食品やダイエット製品には、ミネラル成分が含まれています。
〇〇と比較して、亜鉛は10倍多いなど、うたい文句もいろいろ。
10倍あるから何が?と聞きたくなります。
ミネラル成分は、金属が配合されている為、
摂取し過ぎると金属アレルギー発症の恐れがあります。

金属アレルギーというより、過剰摂取による副作用
というニュアンスが近いです。
(アレルギー発症となれば、抗体が作られて治らないらしい)

ミネラル成分も、基本的には、化合物で構成されており、
組み合わせで安定した化合物だけではない。

Cr(クロム)について
金属アレルギー元素として、クロムが多くあげられていますが、
少しニュアンスが異なります。

ほとんどの説明内容は、クロム化合物である六価クロムを示しています。
六価クロム=六価クロムの2クロム酸カリウム
K2CrO4 酸化数が6価ということで六価クロム
強い酸性を示す、猛毒な化合物の金属。

六価クロムは、ほとんどの金属と結合する特性を持ち、
結合すると三価のクロムになり安定する性質を持つ、
皮なめしやクロムメッキとして利用されている。

他の金属と結合すると安定する。
他の金属と結合すると三価になり安定します。

工業用水に溶け込み、土壌汚染問題など多発した。
工場現場など、作業者の多くに強い酸性の影響で
胃潰瘍や肺癌・胃癌・大腸癌を誘発するとされている。

*メカニズムは複雑
六価クロムから三価クロムに還元される段階で
DNAを切断する作用がある為、発がん性がある
ことが分かっている。

上記内容でクロムのイメージが定着している。

一般的なクロムとは?
一般的なクロムは三価のクロムが自然界に存在する。
ミネラル成分(必須微量元素)であり、
糖分・コレステロールの代謝に不可欠である。
成人した体内に、約2㎎存在し、細胞核に多く含まれている。
毎日、食物から0.01㎎~1.2㎎取り込んでいる。
体内からクロムが欠乏すると、糖尿病を発症する。

上記理由から、栄養ドリンクなどに配合されている。

六価クロムは、毒物であり、三価クロムの金属アレルギーとは別に
検討する必要がある。

化合物とは?
身近なところで、フッ素元素は、単体では猛毒なのですが、
炭素・カーボンと結びつくと安定した化合物になり、
フライパンなどに、コーティングするテフロンに変化します。
安定性抜群のフロンガスにもなりますが、今は使用されていません。
1つ以上の元素同士が結び付き安定したものを化合物と呼びます。
虫歯予防フッ素塗布も同じです。

酸素・窒素も自然界では化合物で安定しています。
(O2 N2)

いろいろと、話が展開しましたが、貴金属である金・銀・プラチナ素材は、
結婚など記念として贈り物に良い素材なので、
もう一度しっかり検討されてみては如何でしょうか。

弊社は、ステンレス・真鍮・金・銀・プラチナも鋳造しております。
予算のご都合もあると思いますが、
ブライダルリングや記念品をプレゼントしたい場合、
やはり貴金属がよろしいのではと思います。

それは何故なのか?
知人から相談された内容↓
私プラチナダメなんです…金属アレルギーなのです。
このジュエリーを付けると赤くはれ、痒くなるのです。
せっかくプレゼントでもらった高級なダイアモンド・ピアス
ペンダントとチェーン、高いのは間違いないので、内緒で売れる?
本物かどうかもわからないので、調べて欲しいと依頼されます。

成分分析したジュエリーリング・ペンダント・チェーン・ピアスは、
すべてニッケルメッキがのっていたのです。

素材Pt950(ルテニウム・イリジウム)配合で新規製品を
製作して装着された結果、アレルギー発症しませんでした。

思い込みの貴金属アレルギーの方も、同等に多いと感じます。
何だかんだと言っても、貴金属は、最後に売ることが出来るのですから。

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